
人と自然が関わることで生まれた問題に対して、
「自然だから」と放置するのではなく、命の苦しみを少しでも減らしながら、より良い共存の形を模索する。
それが、いつくしかの理念です。
宮島の鹿たちは、本来の自然だけで生きている存在ではありません。
長い観光の歴史や、人間による環境の変化の中で、現在の姿があります。
私たちは、「野生だから人は関わるべきではない」という考えだけで、命の苦しみを放置することに違和感を抱いています。
だからといって、完全に人が管理する世界を目指しているわけでもありません。
私たちが目指しているのは、
- 鹿たちの苦しみを減らす
- 宮島の自然環境も守る
- 人と野生動物が、より無理の少ない形で共存していく
ことです。
現在は、応急処置として給餌活動を行っていますが、給餌だけが理想の最終形だとは考えていません。
本来は、鹿たちが食べられる植物環境や、生態系とのバランスも含め、時間をかけて整えていく必要があると考えています。
私たちは、「完全な放置」でも「完全な管理」でもない、命の苦しみを減らしながら未来へ移行していく“第三の道”を模索しています。
いつくしかは、命を一方的に切り捨てない社会と、人と自然が共に生きられる未来を目指して活動しています。
いつくしか
岡本貴晶
第三の道について
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